書誌詳細
紀伊國屋書店
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医療スタッフのための動機づけ面接 1 逆引きMI学習帳 = Reverse learning book for MI
- 著者名北田雅子, 磯村毅[著]
- 出版者医歯薬出版
- 出版年2025.9
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
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所蔵事項
- 登録番号50012684
- 請求記号146.3-K
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書
書誌事項
- 書名医療スタッフのための動機づけ面接 1 逆引きMI学習帳 = Reverse learning book for MI
- 書名ヨミギャクビキMIガクシュウチョウ
- 著者名北田雅子, 磯村毅[著]
- 著者ヨミキタダ,マサコ
- 叢書名医療スタッフのための動機づけ面接
- 叢書番号1
- ISBN9784263233603
- 国名コードja
- 言語コードjpn
- ページx, 123p
- サイズ26cm
- 価格3300
- 注記表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
参考文献・資料: p120-121
初版 (2016年刊) のタイトル: 医療スタッフのための動機づけ面接法 : 逆引きMI学習帳
- 内容注目の動機づけ面接法(MI)をわかりやすく紹介!
生活習慣の改善に効果的なカウンセリング技法として注目される「動機づけ面接(Motivational interviewing;MI)」を豊富な面談事例を用いてわかりやすく解説。
MI学習を通して「人柄が穏やかになる」「自他への優しさが増す」「自己理解が促進される」「専門家としての自己効力感が向上する」「メタ認知が進展する」などの変化を実感。
臨床家であるあなたが変われば、あなたの周りもそして目のまえの相手も変わります!
目次
第1章 動機づけ面接の全体像を見てみよう!
第1節 行動変容の鍵は両価性(Ambivalence)の理解
第2節 相手の言動をとっさに正そうとする言動:間違い指摘反射(Righting reflex)
第3節 間違い指摘反射と心理的抵抗
第4節 動機づけ面接(MI)の2つの顔
第5節 動機づけ面接(MI)の全体像と学習の仕方
1 MIの全体像
2 学習の8段階
第6節 『動機づけ面接(MI)』の改訂毎に何が変更されたのか?
1 『動機づけ面接(MI)』第2版(2002年)の初版(1991年)からの変更点
2 『動機づけ面接(MI)』の第3版(2012年版)での主な変更点
3 『動機づけ面接(MI)』の第4版(2023年版)の主な特徴
第2章 面談事例で学ぶ動機づけ面接~来談者の変化と成長をサポートする~
1 事例で学ぶ際の留意点
1 MIのスープ
2 面談事例の作成にあたり
第1節 動機づけ面接のマインドセット~「PACE」と「関わる」~
事例1 産業保健師と会社員との面談~加熱式タバコに替えたんだからいいよね!
1 全体的な会話の流れとPACE
2 この面談のポイント
3 みなさんの面談にどのように活かせるのか,考えてみましょう!
第2節 ガイディングスタイルで面談を進める
事例2 友人同士の会話~在宅勤務で体重増えてしまって……でも運動はしたくないの!
1 ガイディングスタイル:2人の専門家
2 ガイディングスタイルは協働意思決定を促す
第3節 面談の4つのタスク:その1~関わるタスク,フォーカスするタスクを考える~
事例3-1 産業医と会社員の面談~毎年,肝機能と中性脂肪は指摘されるんですよね~
オープニング:関わるタスク(面談全体の2割を割く)
フォーカスするタスク:健診結果について概観してからお酒の話にフォーカスしてみる
1 面談の4つのタスクから
2 特定保健指導でのAUDITの活用
3 健康に配慮した飲酒に関するガイドライン
第4節 面談を進めるスキル~OARS(オールス)+AOA(エーオーエー)~
事例4 外来における看護師と患者さんとの立ち話
1 短時間の対話でもMIは活用できる
2 この事例で使われているMIのスキル―A(Affirming:是認),R(Reflection:聞き返し),A(Ask:尋ねる),O(Offer:提供する)
第5節 OARS:R聞き返しに注目する
事例5 待合室にて久しぶりに受診された患者さんとの会話
1 思いやりをもって関わる
2 複雑な聞き返しと是認で患者さんの前向きな気持ちを支援
2 チェンジトークと抵抗の識別
第6節 面談の4つのタスク:その2~引き出すタスク,プランニングするタスク~
事例3-2 事例3-1の続き
引き出すタスク:飲酒についてどのような両価性があるのだろう?
プランニングするタスク
1 来談者からの質問にはすべて答えるべきか?―専門家に「決めてほしい系」の発話への対応も含めて考える
2 チェンジトークと維持トークの背景を丁寧に聴き,埋め込まれた変化の種を見つける
3 引き出すタスクからプランニングへ―行動変容の段階的アプローチ
3 不協和と抵抗への対応
第7節 不協和への応答
事例6 健診後の保健指導に不満と怒りを抱えて来られた50代女性
1 不協和への対応の原則
2 不協和のときは,ハンドルはゆっくり動かす
3 適度な自己開示
第8節 抵抗への対応
事例7 1歳6か月児健康診査でスマホ子守りをしてしまう保護者との面接
1 維持トークへの対応の原則
2 維持トークが続くときはスピリットを思い出そう
3 種をまく
4 種をまく3つの方法
4 MIと行動変容のステージモデル
第9節 新しい行動を追加するときに重要度と自信度を高める~歯間ブラシって意外と取れるんですね……やってみます~
事例8 歯周病の治療で通院中の男性と歯科衛生士の会話
1 治療者の言動が患者さんの行動変容を左右する
2 前熟考期および熟考期の人へ効果的に関わることができる
3 新しい行動を追加するときは,まず是認から
第3章 動機づけ面接の基礎知識の整理
1 マインドセットと面談のスキル~来談者とラポールを形成する~
第1節 ヘルスガイドとして関わる
1 ガイディングスタイルで協働的に関わる
2 コミュニケーションの3つのスタイル
3 レスリングではなくダンスのような面談を目指す
第2節 マインドセット~MIのスピリット(PACE)~
1 パートナーシップ(Partnership,協働)
2 受容(Acceptance)
3 思いやり(Compassion)
4 エンパワーメント(Empowerment)
第3節 両価性~揺れ動くのは当たり前~
1 両価性
2 間違い指摘反射をせずに「変わること」について話す
3 Righting reflexからFixing reflexへ
第4節 面談の4つのタスク
1 関わるタスク(Engaging:関係性の基盤)
2 フォーカスするタスク
3 引き出すタスク
4 プランニングのタスク
第5節 基本的な面談スキル~OARS~
1 質問の役割
2 是認(Affirming)
3 聞き返し(Reflective Listening)
4 要約(Summarizing)
第6節 「聞く」Good listening is fundamental of MI~来談者のジレンマを理解する「複雑な聞き返し」の役割~
第7節 情報提供を行うときのスキル~AOA:ASK(尋ねて)-Offer(提供する)-ASK(尋ねる)~
第8節 聞き返し(Reflection)~単純な聞き返しと複雑な聞き返し~
1 聞き返しと質問の違い
2 聞き返しの深さ―浅い聞き返しと深い聞き返し
3 複雑な聞き返し
2 チェンジトークと抵抗(不協和と維持トーク)~チェンジトークの識別とチェンジトークを強める~
第9節 チェンジトークの認識・チェンジトークを強める
第10節 チェンジトークと維持トーク
第11節 動機づけ面接(MI)の丘~準備段階のチェンジトークから実行のチェンジトークへ~
第12節 チェンジトークへの対応
第13節 チェンジトークを引き出す戦略
第14節 不協和と維持トーク
1 維持トークと不協和
2 不協和は面談の赤信号
3 不協和の誘因と不協和への対応
4 不協和をうむさまざまなトラップ
第15節 不協和と維持トークへの対応
1 聞き返しで応答する
第16節 矛盾を拡大するから「種をまく」へ
1 その人がすでに知っていることを探る
2 他者が知っていることを探る
3 あなた自身の専門知識を提供する
4 より多くの情報を集めることを来談者に促す
3 「引き出す」から「プランニング」へ移行する
第17節 重要性と自信の関係~来談者は自分ができそうだという自信がない限り,コミットはしない~
第18節 来談者の自信を引き出して強化する
第19節 変わる準備ができたときのサイン
第20節 行動変容を継続的にサポートする