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書誌詳細

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精神疾患をもつ人への支援で、壁にぶち当たったら読む本 : 巻きかえしの技教えます

  • 著者名小瀬古伸幸著
  • 出版者医学書院
  • 出版年2025.4

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号50012496
  • 請求記号492.993-K
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書
  • 所蔵館別館(看護棟)
  • 配架場所推薦図書
  • 所蔵状態所蔵

書誌事項

  • 書名精神疾患をもつ人への支援で、壁にぶち当たったら読む本 : 巻きかえしの技教えます
  • 書名ヨミセイシンシッカンオモツヒトエノシエンデ、カベニブチアタッタラヨムホン
  • 著者名小瀬古伸幸著
  • 著者ヨミコセコ,ノブユキ
  • ISBN9784260062183
  • 国名コードja
  • 言語コードjpn
  • 出版地東京
  • 出版者医学書院
  • 出版年2025.4
  • ページ180p
  • サイズ26cm
  • 価格2310
  • 注記表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)
    執筆協力者代表: 進あすか
  • 件名訪問看護
    精神科看護
    精神科訪問看護
  • 内容そんな考え方があったんだ! 地域の困難事例に「あんな手・こんな手」を提案。
    どうすればよかったか──。あの達人だって、新人時代はたくさんつまずいていたのです。ベテランになっても、やっぱり難しいケースには遭遇します。大事なのは、振り返り、学ぶ勇気なのです! 本書では著者とその同僚が、自分たちがつまずき苦戦してきた事例を(恥をしのんで)公開します。そして「今ならこうやって巻きかえす」という考察・提案を記します。地域で支援・ケアを提供する人に必携の書「壁本」があなたの孤独を癒します。

    目次
    一章 医療的な必要性が感じられないことを要求する
     壁1 ハグを求めてくる人 〈パニック症、50代女性〉
        ──こんな手もある
     壁2 対話を拒否。命令口調で代理行為を強いてくる人 〈アルコール依存症、うつ病、40代男性〉
        ──こんな手もある
     壁3 「面白い話」を要求。スタッフ1人をこき下ろし、1人を褒める人 〈双極症II型、40代男性〉
        ──こんな手もある

    二章 「やりたいこと・望み」が出てこない
     壁4 すべてを指示してもらいたがるので、「それはあなたが決めること」と伝え続けた結果、入院になった人
       〈統合失調症、30代男性〉 ──こんな手もある
     壁5 「リストカット」「オーバードーズ」以外に気持ちを紛らわす方法が見つからず、救急搬送になった人
       〈ボーダーラインパーソナリティ症、20代女性〉 ──こんな手もある

    三章 激しい感情を露わに突然攻撃してくる
     壁6 人を試し、失望すると激昂し、支援者を拒否する人 〈双極症、60代前半男性〉
        ──こんな手もある
     壁7 発言を悪意に受け取り、支援者を非難。聞く耳を持たない人 〈統合失調症、覚せい剤使用、40代後半男性〉
        ──こんな手もある

    四章 家族からの要求と期待が大きく、一筋縄ではいかない
     壁8 家族は支援者を頼り、長時間の面接を要求。利用者と支援者はなぜかうまくかみ合わない
       〈利用者:双極症(混合状態)の20代前半男性、父親:60代後半〉 ──こんな手もある
     壁9 家族の望みを明確にせず開始。1週間で終了を申し出てこられた
       〈利用者:パニック症の70代女性、長男:うつ病の40代〉 ──こんな手もある

    五章 アルコール依存症で、身体状態が悪化している
     壁10 「節酒」を選択したが、自覚以上に身体状態が悪かった人
       〈アルコール依存症、40代女性〉 ──こんな手もある
     壁11 断酒する気は一切なし。救急車を呼ぶも、乗車を拒否した人
       〈アルコール依存症、COPD、60代男性〉 ──こんな手もある

    六章 自閉スペクトラム症と本人の特性から、支援が定着しない
     壁12 支援を求めるが、猜疑心が高まると混乱し、支援を切ってしまう人
       〈自閉スペクトラム症、40代女性〉 ──こんな手もある

    七章 激しさ、不安定さで支援者を翻弄するボーダーラインパーソナリティ症をもつ人たち
     壁13 働くための支援が始まったら、見捨てられ不安が大きくなった人
       〈ボーダーラインパーソナリティ症、20代後半女性〉 ──こんな手もある
     壁14 特定のスタッフを激しくこき下ろし、休職に追い込んでしまった人
       〈ボーダーラインパーソナリティ症、軽度知的発達症、40代後半女性〉 ──こんな手もある
     壁15 頻回の電話、引き留め、中傷でスタッフを追い詰めてしまった人
       〈ボーダーラインパーソナリティ症、40代女性〉 ──こんな手もある

    経験の伝承
     相手の話したい内容を、相手のペースに合わせて話そう
     先輩の言葉を「自分だったらどう言うか」と考えてみる
     会話の「終結」までシミュレーションしてから向かおう
    「現状維持」で良いのか? 良くないのか?
     精神科訪問看護には2つの段階(時期)があります
     利用者さんの「やりたいこと」の見つけ方