書誌詳細
紀伊國屋書店
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「声なき声」のジャーナリズム : マイノリティの意見をいかに掬い上げるか
- 著者名田中瑛著
- 出版者慶應義塾大学出版会
- 出版年2024.5
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号10084478
- 請求記号070.14-T
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書
- 所蔵館本館(短大C館)
- 配架場所一般
- 所蔵状態所蔵
書誌事項
- 書名「声なき声」のジャーナリズム : マイノリティの意見をいかに掬い上げるか
- 書名ヨミコエナキコエノジャーナリズム
- ISBN9784766429633
- 国名コードja
- 言語コードjpn
- 出版地東京
- 出版者慶應義塾大学出版会
- 出版年2024.5
- ページ281, 4p
- サイズ20cm
- 価格3200円+税
- 注記博士論文『「真正性」の政治としてのジャーナリズム : メディアの異種混淆は「声なき声」をいかに活性化するか?』(東京大学, 2022年1月提出) を大幅に改稿したもの
索引: 巻末p1-4
- 内容本書は、現代のデジタル化するメディア環境において、言説がより個別に、より自然に、より親密になり、「真正性」(本物らしさ)を追い求めるなかで、ジャーナリズムをどのように再定義すべきかを論ずるものである。『真相深入り!虎ノ門ニュース』や『ハートネットTV』、『クィア・アイ』といったTV番組の言説構造の分析から、ジャーナリズムが“声なき声”をいかに掬い上げ、活性化すべきかの方途を探る。そして、ジャーナリズムの担い手が送り手と受け手の垣根を超え、等身大の自分自身として語り、自分たちの居場所としてのメディアについて考える。そうした社会のかたちのイメージを描き出し、もっと幅広い文化的実践をジャーナリズムとして再評価していく。
目次
序論 「声なき声」をどのように活性化すべきか
第1章 「声なき声」の活性化、「真正性」の政治
第2章 「声なき声」と娯楽化する政治―『虎ノ門ニュース』における「読解の肩代わり」
第3章 公共サービスメディアの葛藤―『ハートネットTV』におけるメッセージ性と「真正性」の調停
第4章 ポピュラー・ジャーナリズムとしてのリアリティTV?―『クィア・アイ』における「裏側の物語」と連帯の政治
第5章 ジャーナリズムの境界線を引き直す―対話の場を紡ぐための役割
第6章 「真正性」の政治を内側から撹乱する―オルタナティヴなメディア環境はどのように可能か
補論 対話のためのメディア・デザインに向けた試論―メディア・ワークショップの設計と批判的考察から
結論 今後のメディア・ジャーナリズム研究に向けて