内容チーム・組織の一員として活動する看護職に必須である「マネジメント」のエッセンスをまとめた1冊です。個々の看護職が患者に提供する「看護ケアのマネジメント」と、看護組織が患者に提供する「看護サービスのマネジメント」を柱として、そのために必要となるマネジメントの基礎知識や関連する法・制度について、分かりやすくまとめました。第10版では、旧版の内容を再構成するとともに大幅な加筆を行い、自律した専門職となるために看護師が自らをマネジメントする技術を学ぶ「看護職のキャリアマネジメント」を新たに設けました。上記の構成を通して、新人看護職として初めて患者に接する段階から、看護専門職としての専門性を高め、あるいは看護管理者として組織をまとめていく段階まで、看護学生がみずからの将来の姿をイメージしながら学習できるように企図しました。「病院機能評価」「重症度、医療・看護必要度」「病床機能報告」「多重課題」など、看護管理領域で近年話題になっている制度や概念も盛り込まれています。 目次 第1章 看護とマネジメント A 看護管理学とは B 看護におけるマネジメント 第2章 看護ケアのマネジメント A 看護ケアのマネジメントと看護職の機能 B 患者の権利の尊重 C 安全管理 D チーム医療 E 看護業務の実践(日常業務のマネジメント) 第3章 看護職のキャリアマネジメント A キャリアとキャリア形成 B 看護職のキャリア形成 C 看護専門職としての成長(社会化) D タイムマネジメント E ストレスマネジメント 第4章 看護サービスのマネジメント A 看護サービスのマネジメント(組織として看護サービスをマネジメントする) B 組織目的達成のマネジメント(組織としての目的を達成するためのマネジメント) C 看護サービス提供のしくみづくり D 人材のマネジメント E 施設・設備環境のマネジメント F 物品のマネジメント G 情報のマネジメント H 組織におけるリスクマネジメント I サービスの評価 第5章 マネジメントに必要な知識と技術 A マネジメントとは B 組織とマネジメント C リーダーシップとマネジメント D 組織の調整 第6章 看護を取り巻く諸制度 A 看護の定義 B 看護職 C 医療制度 D 看護政策と制度 付録 看護管理関連資料 保健師助産師看護師法 看護師等の人材確保の促進に関する法律 ICN看護の定義 ICN看護師の定義 助産師の定義 看護業務基準 患者の権利に関するWMAリスボン宣言 看護者の倫理綱領 ICN看護師の倫理綱領 医の倫理綱領 保健医療福祉関係職種一覧 用語解説 索引 図表一覧