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書誌詳細
説苑
- 著者名劉向 [編] ; 池田秀三訳注
- 出版者講談社
- 出版年2019.11
所蔵事項
- 登録番号00201671
- 請求記号125.1-R
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書
- 所蔵館本館(短大C館)
- 配架場所講談社学術文庫
- 所蔵状態所蔵
書誌事項
- 著者名劉向 [編] ; 池田秀三訳注
- 著者ヨミリュウ,キョウ
- ISBN9784065179178
- 国名コードja
- 言語コードjpn
- ページ375p
- サイズ15cm
- 価格1310円+税
- 注記原本: 「中国の古典 説苑 : 知恵の花園」1991年講談社刊
シリーズ番号はジャケットによる
参考文献: p51-59
- 内容
「説苑(ぜいえん)」は、中国上代~前漢中期までの故事説話集。前漢の大儒・劉向(りゅうきょう)の編纂になり、皇帝の教育用の書として作られた。先行する書物をもとにして大幅に増補、内容別に整理して各編に序文が付けられている。編者は説話を通して自己の政治的主張を述べようとしたと考えられる。
「君道」「臣術」「建本」「立節」「貴徳」「復恩」「善説」「権謀」「至公」「弁物」「修文」など全部で二〇篇からなり、一つ一つの説話は他書と一致するものが多く、諸子百家すべての系統の話が含まれている。そこで説かれている思想内容の基調をなすのは「尊賢論」と「節倹論」であるが、その根底には儒家思想が流れている。
収録されている具体的な説話は「君子は争わず」「民に利あり」「陰徳あるものは陽報あり」「虻蜂とらず」「存亡禍福はみな身から出づ」「人の心は金次第」など、人口に膾炙したものも多く、普遍的な知としての有用性は現代人にも大いに役に立つものとなっている。