内容災害看護というと特殊なイメージをもつ人もいるかもしれませんが、避難所や仮設住宅で行う看護は特別ではなく、自分のもっている基本的な看護の知識・技術を有効に使って行うものです。本書は、著者らの長年の被災地での支援活動から得た経験知を結集してつくりました。被災地に持参し、困ったときの道標にしてください。自分がナイチンゲールになったつもりで、勇気を出して、はじめの第一歩を踏み出しましょう! ―目次― 第1章 避難所って、どういうところ? 災害医療体制とは 災害派遣ナースとして被災地で活動する前に 避難所の種類 避難所での看護職の役割 避難所での支援の際の気配りのポイント 第2章 事例から学ぶ 避難所・仮設住宅の看護ケア Case 1 トイレの状況 Case 2 避難所内での靴の扱い Case 3 避難所の場所取り Case 4 食料がない Case 5 情報が届かない Case 6 薬の不足 Case 7 かぜ、インフルエンザの流行 Case 8 食中毒が発生した Case 9 子どもへの対応 Case 10 泣くことができる場所がない Case 11 杖がないため歩行が困難な人 Case 12 一般避難所で生活している災害時要援護者 Case 13 洗濯がしたい Case 14 入浴の優先順位 Case 15 避難所住民に取材したがるマスコミ Case 16 野菜摂取不足によるビタミンの欠乏 Case 17 避難所住民の自立への支援 Case 18 避難所の外に設置されている風呂に入れない人 Case 19 避難所管理者の負担の軽減 Case 20 仮設住宅に関する質問 Case 21 孤独死の予防 Case 22 1人暮らしの高齢者の家の合鍵 Case 23 「早くあの世に逝きたい」と言う被災者 Case 24 料理をしたことがない男性 Case 25 利便性の悪い仮設住宅 Case 26 仮設住宅のコミュニティ強化 Case 27 仮設住宅住民の個人情報 Case 28 仮設住宅での宗教活動 おすすめ商品