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書誌詳細
菩薩 : 由来と信仰の歴史
- 著者名速水侑 [著]
- 出版者講談社
- 出版年2019.10
所蔵事項
- 登録番号00201559
- 請求記号186.8-H
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書
- 所蔵館本館(短大C館)
- 配架場所講談社学術文庫
- 所蔵状態所蔵
書誌事項
- ISBN9784065173923
- 国名コードja
- 言語コードjpn
- 注記『菩薩 : 仏教学入門』(東京美術, 1982年刊)の一部の写真を差し替え, 巻末付録として「国宝に指定されている菩薩像」を載録し文庫化
参考文献: p209-213
国宝に指定されている菩薩像(2019.07.01現在): p214-216
シリーズ番号はジャケットによる
- 内容観音菩薩をはじめ、弥勒菩薩、文殊菩薩、地蔵菩薩、日光・月光菩薩・・・などなど、様々な姿で親しまれ、信仰の対象となっている菩薩とは、いったいなにか。それぞれの名前の由来や、役割と利益、形像の特徴、日本への伝来と信仰の歴史などを分かりやすく解説する。
菩薩とは、サンスクリット語のボーディ=サットバに由来し、「悟りを求める人」という意味を持つ。それも、ただ自分中心の修行ではなく、仏の慈悲行を通して一切衆生を救おうとする、大乗仏教の理想的修行者像を意味する。最初は釈迦菩薩だけだったのが、大乗仏教の発展の中で、弥勒、観音、勢至・・・など「十方世界」に多くの菩薩が修行につとめていると考えられるようになったという。なかでも観音菩薩は、ヒンドゥー教の影響も受けて、十一面、千手千眼、馬頭など、多様な変化観音に分化し、その性格や利益をそれぞれに示している。
写真や図版、イラストをまじえて、20以上におよぶ各尊の特徴も示した、仏教学の入門書。仏像鑑賞の手引きにも最適。
〔原本:『菩薩―仏教学入門―』 東京美術、1982年刊〕