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書誌詳細
江戸東京の庶民信仰
- 著者名長沢利明 [著]
- 出版者講談社
- 出版年2019.4
所蔵事項
- 登録番号00201268
- 請求記号387-N
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書
- 所蔵館本館(短大C館)
- 配架場所講談社学術文庫
- 所蔵状態所蔵
書誌事項
- 書名江戸東京の庶民信仰
- 書名ヨミエドトウキョウノショミンシンコウ
- 著者名長沢利明 [著]
- 著者ヨミナガサワ,トシアキ
- ISBN9784065153758
- 国名コードja
- 言語コードjpn
- ページ362p
- サイズ15cm
- 価格1280円+税
- 注記原本: 『江戸東京の庶民信仰』(三弥井書店, 1996刊)
叢書番号はブックジャケットによる
- 件名民間信仰
東京都 -- 風俗
民間信仰
東京都 -- 風俗
- 内容かつての江戸、そして現在の東京にみられるさまざまな庶民信仰・民間信仰の具体的な実情を、民俗学の立場から調査・集成。民間信仰や呪術の息づく世界は、山深い農村ばかりではない。現代の大都市の中心部においてさえ、その土俗的世界の展開するさまをみることができる。むしろ、都市こそは人々の願望が濃い密度で渦巻き、そこに集約された願望成就のエネルギーは農山村以上に多彩な民間信仰を生み出している。たとえば「ギャンブル必勝」「クイズ番組入賞」「離婚成就」「航空安全」など、多様な願望が信仰に結びついているのだ。
取り上げる民間信仰は、小石川の牛天神境内にまつられた貧乏神の伝承、東京各地に出回ったさまざまな「宝船絵」、浅草と新宿の「カンカン地蔵」、板橋宿の縁切榎、豪徳寺の招き猫伝説、関東の稲荷総社ながらつつましい佇まいの湯島・妻恋神社、「いもあらい」の地名と一口坂の関係、下谷・虎ノ門・新橋・羽田など都内に11か所を数える「飛行機の神・仏」・・・などなど。
調査にあたっては、随筆や地誌、寺社に伝わる古文書や縁起などの記述資料はもちろん、寺社の住職や宮司、氏子信徒や檀家の古老、地元の旧家などへの聞き取り取材を丹念に行い、おもに1970年代から80年代の東京の口碑記録としても、貴重な一書となっている。
〔原本:1996年11月、三弥井書店刊〕