内容フレイルやサルコペニアなどの新しい概念、ならびに終末期医療に関する新しいガイドラインなどを押さえた内容に更新し、国家試験の新出題基準にも対応しました。80歳以上の高齢者や認知症の高齢者が手術や急性期的な治療をふつうに受けるようになったことをふまえ、外来・検査・入院・手術・救急・急性期への対応など「治療を必要とする高齢者の看護」に関する内容を充実させました。近年の認知症医療・ケアの発展に伴い、最新の情報に更新しました。高齢者の療養の場の広がりに伴い、グループホームや小規模多機能施設、サービス付き高齢者向け住宅の記載を充実させました。 目次 第1章 老いるということ,老いを生きるということ A 老年看護を学ぶ入り口 B 「老いる」ということ C 老いを生きるということ 第2章 超高齢社会と社会保障 A 超高齢社会の統計的輪郭 B 高齢社会における保健医療福祉の動向 C 高齢者の権利擁護 第3章 老年看護のなりたち A 老年看護のなりたち B 老年看護の役割 C 老年看護における理論・概念の活用 D 老年看護に携わる者の責務 第4章 高齢者のヘルスアセスメント A ヘルスアセスメントの基本 B 身体の加齢変化とアセスメント 第5章 高齢者の生活機能を整える看護 A 日常生活を支える基本的活動 B 食事・食生活 C 排泄 D 清潔 E 生活リズム F コミュニケーション G セクシュアリティ H 社会参加 第6章 健康逸脱からの回復を促す看護 A 症候のアセスメントと看護 B 身体疾患のある高齢者の看護 C 認知機能障害のある高齢者の看護 第7章 治療を必要とする高齢者の看護 A 検査を受ける高齢者の看護 B 薬物療法を受ける高齢者の看護 C 手術を受ける高齢者の看護 D リハビリテーションを受ける高齢者の看護 E 入院治療を受ける高齢者の看護 (荒木亜紀) A エンドオブライフケアの概念 B 「生ききる」ことを支えるケア C 意思決定への支援 D 末期段階に求められる援助 第9章 生活・療養の場における看護 A 高齢者とヘルスプロモーション B 保健医療福祉施設および居住施設における看護 C 治療・介護を必要とする高齢者を含む家族の看護 D 多職種連携実践による活動 第10章 高齢者のリスクマネジメント A 高齢者と医療安全 B 高齢者と救命救急 C 高齢者と災害 付章 看護過程の展開 A 看護過程の考え方 B 事例展開の実際 C 実習におけるヒヤリ・ハット